ナノサイエンス・ナノテクノロジー専攻は、平成24年度よりスタートした新しい専攻です。

開設科目

シラバス

授業科目 授業概要
リサーチプロポーザル 指導教員と副指導教員の指導のもとで、後期課程で遂行する自分の研究テーマについて、その背景や意義、研究方法、研究計画と予想される成果を立案する。尚、リサーチプロポーザル完成までに、基礎的能力が乏しいと判断される場合には、適宜、前期課程講義を聴講させる場合がある。
産学連携セミナーⅠ・Ⅱ・Ⅲ 産学連携の意識を獲得しつつ研究発表が的確に行えるプレゼンテーション能力をつけるために、研究進捗内容についての研究発表を産学独研究者の出席のもとで行う。
科学技術戦略論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 科学技術が製品・産業に結びついた具体例を題材に、製品化におけるコストの考え方、債務諸表の基本、経営におけるリスクマネージメントについての基本的な考え方を講義する。そのうえで、科学技術と社会・産業との関係に関する知識を修得する。
理工融合セミナーⅠ・Ⅱ・Ⅲ 一学期にわたり所属する研究室とは分野の異なる他研究室のセミナーを聴講する。また、自身の研究についても本セミナーで紹介することを通して異分野の研究者とコミュニケーション能力を養成する。
国際インターンシップⅠ・Ⅱ・Ⅲ 国内外の協力企業でのインターンシップ、海外の有力大学での研修や講義の聴講、国際会議でのチュートリアル出席を通じた最先端研究に触れることで、国際標準の考え方や世界レベルの研究内容を体得する。
ナノサイエンス・ナノテクノロジー特別研究ⅠA・ⅠB 1年次の後期課程大学院生を対象に、ナノサイエンス・ナノテクノロジー分野の研究テーマについて最先端の指導を行い、高度なナノサイエンス・ナノテクノロジー研究に従事できる能力を養成する。
ナノサイエンス・ナノテクノロジー特別研究ⅡA・ⅡB 2年次の後期課程大学院生を対象に、ナノサイエンス・ナノテクノロジー分野の研究テーマについて最先端の指導を行い、高度なナノサイエンス・ナノテクノロジー研究に従事できる能力を養成する。
ナノサイエンス・ナノテクノロジー特別研究ⅢA・ⅢB 3年次の後期課程大学院生を対象に、ナノサイエンス・ナノテクノロジー分野の研究テーマについて最先端の指導を行い、高度なナノサイエンス・ナノテクノロジー研究に従事できる能力を養成する。
ナノサイエンス・ナノテクノロジー特別講義Ⅲ~Ⅳ ナノエレ人材育成プログラムが主催する「Summer Lecture in 2012」。欧米のナノテク拠点大学で行われている講義形式に沿ったナノサイエンスおよびナノテクノロジー分野の集中講義。
ナノサイエンス・ナノテクノロジー特別講義Ⅶ ナノエレ人材育成プログラムが主催する英語論文の書き方についての集中講義。基本的な考え方から実践的なテクニックまで幅広く紹介し、英語論文を独力で書き上げる実力を身に付けることを目指す。
ナノサイエンス・ナノテクノロジー特別講義Ⅷ~Ⅹ ナノサイエンス・ナノテクノロジーにおける特定のトピックスについて、基礎的内容から最先端の研究の詳細まで幅広く解説する。
ナノサイエンス・ナノテクノロジー特別講義A~J 「ナノエレ材料工学」「スピントロニクス」「誘電体材料」「ナノデバイス」「ナノマテリアル」「MOT」「ナノデバイス物理シミュレーション」「ガスセンサ、ナノ構造」「シリサイド、集積回路配線技術」における最新トピックスについて、外部講師を招いて講義。
デバイス動作モデリング 半導体デバイス中の荷電粒子の輸送機構とそのシミュレーション手法を学ぶ。半古典的な輸送理論であるボルツマン輸送法的式から説き起こし、散乱機構とその扱い方を説明する。次に近似的な数値解法としてドリフト-拡散法、モンテカルロ法を説明する。有限要素法などの実際の計算に必要な技法も紹介する。進捗度に応じて量子輸送の扱い方も紹介する。
VLSI回路特論 本講義では集中回路の製造法、設計法を俯瞰したのち、集積回路の発展の経過と現状を概説し、技術動向を検討する。本講義を受講することで、集積回路チップの中のデジタル回路動作を理解することができる。

課程修了要件

こちらをご覧下さい。

博士論文の審査は、後期3年次に実施することを標準とするが、優れた研究業績を上げたと認められる者は、1年以上在学すれば博士を取得することも可能である。